ベートーヴェン×ノ×レオノーレ


10月13日(日)

日本橋オペラ ベートヴェン作曲「レオノーレ」

いよいよ今月です!!


ベートヴェンが作曲した唯一のオペラ「フィデリオ」は、数々の改訂を経て完成したオペラです。「レオノーレ」はその初稿版で、上演されるのは、日本&アジアで初めてだそうです。


あらすじ

レオノーレの夫フロレスタンは、ピツァロに罪をなすりつけられ、無実の罪で地下牢に幽閉されている。そこでレオノーレは男装をして「フィデリオ」という男の名前を使い、刑務所で働くことに。2年間真面目に働いて、レオノーレは信用を獲得し、地下牢に入ることを許されるまでになる。地下牢でぼろぼろになった夫を見つけたレオノーレ。そこに大臣フェルナンドが視察にやってきて、全て暴かれ、フロレスタンは解放され、ピツァロは罰せられることになる。


今回はざーーっくりとあらすじを紹介してみました☆


ドイツ語上演、字幕付きです。

3幕に及ぶ作品ですが、コーラスの出演シーンは3幕のラストシーンのみ。


オペラでのコーラスの役割は、「市民の声」をあらわすことです。

このオペラではその特徴が色濃く出ていて、ピツァロの罪がわかった時の「ピツァロを許すな!」「終身刑では軽すぎる!」といった激しい主張は、まるでネット上での誹謗中傷のようで、個人的に面白いなと思うところです。


歌う箇所は15分ほどと少ないですが、ベートヴェンの音楽は私のような軽いソプラノを殴り倒してくるようで、1回通して歌うだけでもぐったりしてしまうくらい体力を使います。

しかし第九のように激しく美しいフィナーレです。


1幕2幕もベートーヴェンの美しい音楽が堪能できますので、ご興味ありましたらぜひ聴きにいらしてください。


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