ぶりっ子についての考察


「ぶりっ子声で歌って欲しい」という依頼をいただきまして、ぶりっ子声というのが意外と難しくて苦戦、研究しています。


こんなに得意そうなのに!(どう思われてるか知らないけど)


参考にしたいのが、皆様ご存知HoneyWorksさんの「可愛くてごめん」。

今回はああいった歌声を求められているそうで、今回に関してはかぴさんの歌声をぶりっ子声と仮定させていただき、考察をすすめてまいります。


何はともあれ録音してみた


とりあえず録音してみて、自分の声を客観的に聴いて、どこが違うのか考えてみました。


うーん、なんか違う。


…が、なんでなのかわからん!!!!!


なに言ってんだこいつと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私、かわいい声ポテンシャルは持ってると思うんですよ…


…え、もしかして、声が可愛くない?

(もう一回聴いてみる)

いや、声はかわいい!!!!!


なのに、なぜ!こう!!なんか、無理してる感じに聴こえるんだ…!!!

そしてなんならぶりっ子かどうかという意味では、かぴさんより私の方がぶりっ子な感じに聴こえるぞ…?

かぴさんはすごくシンプルでおとなしくて、可愛い!

私のは可愛いんだけど()押し付けがましいというか、可愛いでしょ!?ってアピールして演じてる感じ。


え、でもそもそもぶりっ子っていうのは可愛さを押し付けてアピールして演じてるものなんじゃ…?


え?…え?…


そもそもぶりっ子ってなんなんだ


家ではパンツ一丁でビール飲みながらゲームしてたりするのに、好きな人の前では上目遣いして手芸が趣味とか言って可愛い子を演じるっていうね…それがぶりっ子だと思っていました。

そんなぶりっ子を演じて歌おうと…。


でも、かぴさんの歌声を聴いていたらこうなんじゃ…という説が浮かんできまして…


ぶりっ子=可愛い

でいいのでは?????


好きな人の前では、完璧な可愛い私を見せなければなりません。家でビール飲んでようがなんだろうが、好きな人の前ではそんなことを1ミリも悟られてはならないのです。

なので、演じてるなんてバレちゃあおしまいです。


私、「ぶりっ子」という言葉で依頼していただいたことで、ぶりっ子に囚われてしまったのかも。「ぶりっ子を演じよう」とばかり思っていたんです。

そもそも私の芸風()がぶりっ子を演じてる感じだしね。


でもホンモノのぶりっ子はぶりっ子を演じたりしません!

求められていたのはたぶん、シンプルなかわいい。

好きな人視点のぶりっ子。

家でビール飲んでる部分は1ミリも感じさせない、シンプルかわいい声。


なので私が考えなきゃいけないのはこういうことかも。

「すきなひとが目の前にいると思って歌う!」


…やるぞー!!

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